導入事例

STUDIO4℃ 様

映画「Genius Party」の制作現場で活躍!
EIZO24.1型ワイドモニターの魅力

数々の国際映画祭でノミネートされ、2008年第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した代表作「鉄コン筋クリート」など、ワールドワイドで高い評価を受ける映像作品を、作り続ける精鋭クリエイティブ集団、STUDIO4℃。

その中でも2007年話題になった映画「Genius Party」の制作チームが、FlexScan S2431WなどEIZOの24.1型ワイドモニターを使用。映画制作に、約8ヶ月間お使いいただいた、その感想をおうかがいした。

鷲田 知子さん

お話をしてくださったのは、
CGIディレクターの鷲田 知子さん

高解像度ワイドの魅力

複数のウィンドウを同時表示

複数のウィンドウを同時表示

STUDIO4℃のアニメ映画制作では、2D制作はAdobe PhotoshopやAdobe Illustrator、3D制作にはAdobe AfterEffectsや 3D Studio MAX、SOFTIMAGE|XSIなどを使用している。多くのツールパレット表示が必要なソフトウェアを複数立ち上げて作業することもあるため、「クリエイターが使う画面は、とにかく広ければ広いほど良い!」と鷲田さんは断言する。

「ソフトウェアにもよるのですが、例えば画面の右半分にAdobe Photoshopを表示して画像を見ながら、画面の左半分にはAdobe AfterEffectsを表示して動いている状態を確認するなどしています。非常に便利ですね。」と高解像度ワイドならではの活用方法を語ってくれた。

動画編集時、解像度の高い作品も大きくプレビュー表示

動画編集に使用するAdobe After Effectsの起動時は、ツールやタイムラインを同時表示している。そのため、これまでのモニターでは、仕上がりを確認するプレビュー画面が、どうしても実際の作品の50~75%という小さいサイズになってしまっていた。 ところが、24.1型1920×1200の高解像度ワイドモニターでは、横幅が1200ドットや1440ドットの高解像度作品でも、ツールやタイムラインを同時表示したまま、作品100%の大きさでプレビュー表示して作業ができる。これは大きな魅力だそうだ。

解像度の高い作品

さらにワイドモニターを使用するメリットについて、こう付け加えた。「同じデザイナーの中にはマルチモニターで使用している人も多いと聞きますが、ここではスペースも限られていますし、モニター2台を置くよりはワイドモニター1台の方が良いですね。」先に述べた動画編集においても、横に長いタイムラインが、マルチモニターのベゼルによって分断されてしまうことなく、すっきり表示されることもワイドの魅力だ。

使って発見!便利な機能やオプション品

画面を縦に回転して、縦長画像も大きく表示

オプション品

縦長の画を作る際、通常横長モニターで確認すると天地が短く、プレビュー画面が小さくなってしまうことは避けられない。FlexScan S2431Wの縦回転機構を利用して画面を縦に回転して表示してみたところ、最初はその大きさとリアル感に驚いた。それからは、縦長の画を制作するたびに、必ずモニター部をくるっと回転させて縦表示で確認しているそうだ。

もともと横幅が長い24.1型ワイド。縦回転すると、横置きの1.6倍、51.8cmの高さとなり、A3縦のポスターも実寸大で表示できる大型縦長モニターになる。CRTモニターや縦回転機構のないスタンドでは実現できなかったことだ。これを活用しない手はない。

オプション品遮光フードの意外な効用!?

オプション品遮光フード

STUDIO4℃のCG部の制作現場は、一般的なオフィスに比べて非常に暗い。環境光に配慮して、蛍光灯を減らし、蛍光灯の映り込みを防いでいるためだ。こちらの制作現場で喜ばれたのは、オプション品のモニター用遮光フード。外光反射を防ぐという機能性はもちろん、遮光フードがパーテーションに近い役割を果たし、画面に集中することができたそうだ。「(遮光フードは)もっと奥行があったら良いです。その方がもっと制作に没頭できるかもしれません。でもそれは、遮光フード本来の役割ではないですよね(笑)」と鷲田さん。

CRTモニター vs 液晶モニター

CRTモニターを使う理由

STUDIO4℃では、以前は21型のCRTモニターを使用していた。CRTモニターにこだわる理由は、「色再現性」、「応答速度」、「黒レベルの輝度」が液晶モニターに比べて、優れていると考えていたからだそうだ。EIZOの24.1型ワイド液晶モニターと比較してみて、実際はどうだったのだろうか?

まず「色再現性」については、グラデーション表示も美しいと評価も高かった。次に「応答速度」について。CRTモニターのレベルにはまだまだ遠いので嫌う人もいるが、昔の液晶モニターほどの残像感は見られず、使用に耐えるレベルまできている、とのことだった。
ただ、最後の「黒レベルの輝度」については、これまで使用してみた液晶モニターに比べて一番下げることができるが、それでもブラウン管にはまだ及ばない、との評価を受けた。映画制作において、黒がどこまで深く表現できるかは、非常に重要で外せないポイントだ、と言う。

だが、「黒レベルの輝度」をここまで要求するのは、仕上がり映像を確認する用途のモニターに限られる。それ以上に、EIZO 24.1型ワイドモニターの使いやすさへの評価は高いものをいただいた。

EIZO 24.1型液晶ワイドモニターに変えて、作業効率UP!

映画制作の現場では、作品の完成度を高めることに妥協しないため、映画公開の直前まで修正作業をすることもある。すなわち締め切り前は、モニターに向かい合っての長時間に及ぶ業務が連日続くことになる。それだけに、液晶モニターに変えたことで「目が疲れにくくなったこと」も実感したそうだ。液晶モニターにはCRTモニター特有のチラツキが無いためだ。

また圧迫感のある大きな21型CRTモニターから薄い液晶モニターに変えたことで、デスク上にスペースが生まれ、解放感すら感じたと言う。

先述の高解像度の恩恵も大きく、「一度使うと、みんなこのモニターから元には戻れないって言いますね。作業をしやすいと感じているので、やっぱり業務効率も上がっているんでしょうね。」との嬉しいコメントをいただけた。

STUDIO4℃

STUDIO4℃は、宮崎駿監督作「となりのトトロ」「魔女の宅急便」でラインプロデューサーを務めた田中栄子氏が代表となり、アニメ監督・映像作家の森本晃司氏らと共に1986年に設立した、映像制作の精鋭クリエイティブ集団。様々なメディアで多彩な映像作品を発信し続け、今やそのブランドネームは世界的に浸透している。代表作に「マインド・ゲーム」や「アニマトリックス」などがあり、最近では「鉄コン筋クリート」が、数々の国際映画祭でノミネートされ、2008年第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞している。「Genius Party」は、渡辺信一郎、河森正治ほか気鋭7人の天才アニメ監督が終結したプロジェクト。「Genius Party」の第一弾は、柳楽優弥や菊地凛子ら豪華キャストを迎えて、2007年夏に公開。公開前から話題を呼び多くのメディアで紹介されており、 2008年には第2弾「Genius Party Beyond」の公開を控えている。

  • 映画「Genius Party」

    「Genius Party」「Genius Party Beyond」
    (c)Genius Party (c)Genius Party Beyond

  • 鉄コン筋クリート

    「鉄コン筋クリート」
    (c)2006松本大洋/小学館/アニプレックス/アスミック・エース
    /Beyond C./電通/TOKYO MX

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